店主の酒蔵訪問記
第二十回:松山酒造株式会社

京都
松山酒造株式会社株式会社
代表酒:十石

訪問日2024年4月某日

海外からの観光客で混雑している京都駅から電車で向かったのは…
蔵元が多く集まっている伏見
伏見の近くの丹波橋駅が最寄り駅です

写真:うきは市の看板

京都から近鉄に乗って急行だと10分弱、普通でも15分くらいで到着します
乗り換えもないので安心です笑

駅からはのんびり徒歩で10分も歩けば蔵に到着です♪

写真:松山酒造さんの門 写真:「十石」の旗

今回、お伺いさせて頂いたのは人気急上昇中「十石」を醸す、
松山酒造です

写真:蔵の入り口正面には島津家の屋敷があったという説明書き 写真:蔵の入り口正面には島津家の屋敷があったという説明書き

蔵の入り口正面には島津家の屋敷があったという説明書きが…
※歴史に詳しくないので読んでも頭に入りませんでした。。。

写真:謎の果実がわんさか実ってました

入口に謎の果実がわんさか実ってました
後日、聞いたところはっさくのような柑橘系の果物だそうです♪
お願いして食べられるなら食べてみたかったなぁと…笑

さ、気持ちを切り替えていざ、蔵の中へ!!!
今回は営業部の酒井さんにご案内いただき蔵の歴史、造りなどを説明していただきました

写真:蔵の歴史、造りなどを説明していただきました1 写真:蔵の歴史、造りなどを説明していただきました2

元々は月桂冠のお酒を造っていたのでかなりの量を生産していましたが、
現在は、ほぼお一人で造られているので数量もそこまで多くはありません。
一つ一つ、丁寧に造りをしていることが伝わりました

写真:お酒の元、麹を作る部屋

お酒を造るタンクも温度管理できるサーマルタンク!
これを順々に回して造りを行うそうです

写真:お酒を造るタンクも温度管理できるサーマルタンク

通現在は蔵の1/3のスペースで造りをしています

反対側には、昔使っていたタンクがずらり…
以前はかなりの量を生産していたことが想像できますね!!

写真:昔使っていたタンクがずらり

下の写真は、簡単に説明すると出来上がったお酒を湯煎して殺菌する装置です
右と左でお湯を交互に循環させることができるそうです
エコですね!!

写真:出来上がったお酒を湯煎して殺菌する装置 写真:ラベルは手作業も

ラベルも半分は手作業で貼っていきます…
機械化すると楽にはなりますが、場所とお金がかかりますからねぇ

写真:冷蔵庫もピカピカ

写真:クリアでおいしいお水

出来上がったお酒を入れる冷蔵庫もピカピカです!
品質にこだわる姿勢が随所から伝わってきました

写真:クリアでおいしいお水

見学のあとは、パンフレットを見つつ蔵や杜氏さん、酒井さんのことをアレコレお聞きしました
京都産の酒米「祝」を使用し、伏見の地下水からくみ上げた「仕込み水」、京都産業技術研究所の「京都酵母」、
京都老舗種麹屋「菱六」の種もやし。

「オール京都」で造られた十石、伏見から全国へはばたき始めています!!!

せっかくなので、仕込み水を頂くことに!
伏見は軟水なのでこちらも軟水と思っていたら、実は中硬水でした。
程よく柔らかくミネラル感も少し感じる、クリアでおいしいお水でした。
お酒にお水の性格がほんのり出ているような気がしたのは私だけでしょうか??笑


あっという間に時間は過ぎていき、後ろ髪を引かれつつ蔵を後にしました…
今回も見学が充実しすぎて、蔵の方との記念撮影を忘れてしまいガッカリです…

蔵を出た後は、銘柄の由来にもなった「十石舟」を見に行くことに♪
※「十石舟」とはかつては、河川での交通や運搬を担った小さな舟のこと

現在も乗れるとのことでウキウキで行ったら、この日は運休でした…涙

写真:十石舟 写真:十石舟2 写真:十石舟3

丁寧に造られている「十石」さん
蔵のイメージや伏見の雰囲気もお伝えしつつ、東北でも多くの方に楽しんで頂けるように
頑張りたいと思います

酒井さん、高垣さんありがとうございました!

◆当店酒販部門でも取り扱いスタートすることになりました!!!

酒蔵データ

蔵元名 松山酒造株式会社
代表酒 十石
代表者 佐藤 正一
所在地 〒612-8066
京都市伏見区東堺町472番地
TEL 075-601-2528
WEB https://www.matsuyamasake-kyoto.com
営業時間 平日 9:00~17:00
定休日 土日祝