店主の酒蔵訪問記
第七回:函館五稜乃蔵 株式会社

北海道
五稜乃蔵函館五稜乃蔵株式会社
代表酒:五稜、上川大雪

訪問日2022年5月某日

函館にある「五稜乃蔵」さんへ見学へ連れて行ってもらいました
アテンドしてくれたのは、函館の名店「鮨処 ひろ季」の女将、緋田さんと、元酒類指導官の石渡さん。
気にはなっていましたが、機会もツテもなかったところにご一緒する機会を頂きました
ホント、ラッキーでした。お二人に感謝です

写真:五稜乃蔵の外観

函館市内から約20分くらい車で走らせるとステキな建物が登場します。
廃校跡地に建てられたそうで、建物の裏には小川が流れています。

2021年に、函館では54年ぶりの酒蔵誕生が、この「五稜乃蔵」です。
ここには函館高専の研究ラボが併設されています。

写真:アルコール度を測る機械

ラボ(研究室・実験)には様々な機械がところ狭しと並んでいました。
※上記の機械はアルコール度を測る機械だそうで。。。
私も初めて見る装置ばかりでこれは何?と、なるほど~!が行ったり来たりでした笑

写真:瓶を洗って、そのわきでお酒を詰めているところ 写真:原料米を蒸す機械

その後は造りの中心部へ…
造りをしている場所の見学はスタッフさんが作業しているところへお邪魔するので、いつも緊張しますね。
※瓶を洗って、そのわきでお酒を詰めているところ。
※大きな窯のようなものは、原料米を蒸す機械。気圧等で蒸す条件を都度変えるそうです。

写真:酒造りの内部

石渡さんと川端さんの専門的な質問と回答を脇で聞きながら、難しい話はスルーしつつ笑
気になる点は分かりやすく解説してもらい、いろいろ見せて頂きました。
コンパクトな製造部で、無駄がなく、効率的な導線・設計に驚きの連続でした。
これからの酒造において重要な部分が垣間見れたような気がします。

その土地・地域から発信、進んでいくことの大切さ、品質の向上、今後の状況を見据えて今何ができるか?
酒造りはもちろん、モノ作りの未来について、ものすごく勉強になりました。

酒蔵データ

蔵元名 函館五稜乃蔵株式会社
代表酒 五稜、上川大雪
総杜氏 川端 慎治
所在地 〒042-0917
北海道函館市亀尾町28-1
TEL 0138-84-5177
WEB https://hakodate-goryo.co.jp/
営業時間 10:00~15:30(ショップ)