店主の酒蔵訪問記
第十一回:旭鳳酒造株式会社
広島
旭鳳酒造株式会社
代表酒:旭鳳
広島駅から電車で約40分揺られて着いたのは可部駅!
そこからタクシーで約10分ほどで今回の目的地に到着です

「旭鳳」(きょくほう)を醸している旭鳳酒造さんです

昔の建物を大事に守ってお酒を造っています。
入口の扉が珍しいですね!上に吊り上げるかんじで開閉します
※蔵の入り口にはツバメが毎年くるそう!
昨年の東京で開催された「若手の夜明け」でお会いしていろいろとお話を聞き、
ぜひ一度伺いしたいと思っていて、やっと訪問できたこの日!
興奮も冷めないうちに、早速蔵の中を案内してもらうことに…

貯蔵してあるお酒を見つつ、さらに奥に行きます
まずはここを案内したいんです!と外の階段を一気に登って屋上へ…

山々に囲まれた可部の美しい景色が一望できる屋上!!
夏の夜に夜空を見上げつつお酒飲みたい!ってくらいに良い景色でした
屋上から降りて、お米を蒸す場所から…
2つの釜をお米の量で使い分けて蒸し上げるそうです。

麹室です
造りは終わっていましたが、酒つくりの心臓部…
やはり緊張しますね
※右に映っているのが、蔵元の濱村洋平さんです!

細やかに内部を説明してくれました
作業のしやすさって重要ですね

タンクがずらり…
酒造りを想像しつつ、造りについて細かに聞いて頭の中でイメージを膨らませます

貯蔵用の冷蔵庫

気になるお酒がたくさん!

お酒を火入れ・殺菌する機械
この巻いてあるものをお湯の中にいれて、管の中にお酒を通して火入れ・殺菌します
現役で使用しているそうです!

古くから使用しているろ過の機械だそうで…
自分も初めて見ました
なかなかコツがいるそうです笑

想像していなかった、旭鳳さんの古酒!
一般に販売はされていないそうです…残念

見学が終わって、旭鳳さんのラインナップを数種飲み比べさせていただきました
なんといっても一番驚いたのが、仕込み水です。
水を飲んだ時の印象が、お酒を飲んだ時とまったく同じ!
この水であのお酒ができているんだなぁ…と実感しました
しっかりと旨味を感じるのに後半は心地良い酸味で全体をスッキリまとめる味わい
数年寝かせてもへこたれない強さとしなやかさの両方をもつ旨味
これからがますます楽しみな「旭鳳」さんですね
※最後に、一緒に蔵の前で写真を撮ろうと思っていたのですが、
意外と試飲が盛り上がって電車の時間が迫ってしまいすっかり忘れて慌ただしく蔵を後にしたのでした…
また、訪問します!!
酒蔵データ
蔵元名 | 旭鳳酒造株式会社 |
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代表酒 | 旭鳳 |
代表者 | 濱村 洋平 |
所在地 | 〒731-0221 広島県広島市安佐北区可部3丁目8−16 |
TEL | 082-812-3344 |
FAX | 082-812-3345 |
WEB | http://www.kyokuhou.co.jp/ |
営業時間 | 8:30~17:30(平日・土曜) |